矯正歯科とは|大分県別府市の矯正歯科

起きてる時の歯ぎしり(覚醒時ブラキシズム)

歯ぎしりとは、無意識に上下の歯を不必要に接触している状態のことをいいます。歯科用語では「ブラキシズム」といい、歯をギシギシと擦り合わせる歯ぎしりの典型的なタイプの「グラインディング」と、無意識に歯を強く咬みしめたり、食いしばるタイプの「クレンチング」、歯をカチカチと音を鳴らしながら合わせるタイプの「タッピング」と、主に3つのタイプがあります。

一般的に歯ぎしりは、就寝時に無意識におこなっていると思われがちですが、実は起きている時にも歯ぎしりはおこなわれているのです。起きている時の歯ぎしりを覚醒時ブラキシズムといいます。覚醒時ブラキシズムは、起きている時間におこなっているため、就寝時の歯ぎしりよりも長い時間、歯に負担をかけてしまうため、歯や歯周組織に悪影響を及ぼしてしまいます。

歯ぎしりの原因

歯ぎしりの原因としては、かつては歯並びの悪さや、噛み合わせの悪さによって引き起こされると考えられていましたが、近年ではストレスと大きな関連性があるといわれています。他の原因として、疲労や遺伝、交感神経のバランスの乱れ、また薬物や他の神経系の疾患でも引き起こされることがあるといわれています。

歯ぎしりが起こす悪影響

歯ぎしりは歯だけではなく、体にも悪影響を及ぼしてしまいます。

歯がすり減る

歯ぎしりをおこなうことで、歯の咬み合わせの面が削れてしまいます。本来の歯の先端は、細かな山形になっています。しかし、歯ぎしりをおこなうことで歯の咬み合わせの面が削れてしまい、平らな形状になってしまいます。

歯や歯茎に痛みを感じる

歯ぎしりによって、歯や歯周組織に過剰な力がかかってしまうと、徐々に歯の表面を覆っているエナメル質が傷んで削れてしまいます。エナメル質が削れていくと、内側にある象牙質が剥き出しになってしまいます。エナメル質は痛みを感じることはありませんが、象牙質は熱などの刺激が直接脳に伝わるため痛みを感じます。そのため、冷たいものや熱いものが象牙質に触れると、キーンとしみるような痛みを感じる「知覚過敏」が生じるようになるのです。

虫歯や歯周病のリスクが高くなる

歯が削れてしまうことで、歯に微細な傷が入ってしまいます。さらに歯ぎしりによって歯が欠けてしまう場合もあり、傷や欠けた部分の箇所が虫歯になりやすくなります。また、歯ぎしりによって歯茎にも強い負担がかかってしまいうため、歯が徐々にぐらついてしまい、歯と歯茎の隙間が広がってしまいます。この隙間に細菌が入り込んでしまいやすいため、歯周病のリスクが高くなってしまったり、歯周病が悪化してしまう要因となってしまう場合があります。

エラが張る

歯ぎしりによって口周りの咬筋などの筋肉に強い負荷がかかってしまいます。そのため、咬筋や下顎の骨が発達してしまうため、下顎が横に張ってくる(エラが張る)ことがあります。

歯の位置が移動する・歯並びが変化する

歯ぎしりによって、歯と歯が強く擦れたりぶつかりあったりすると、歯が動きやすくなってしまいます。そのため、歯の位置が動いてしまい、歯並びが悪くなってしまう場合があります。

頭痛や肩凝りを引き起こす

歯ぎしりによって口周りの筋肉に強い負荷がかかることで、口周りの筋肉に繋がっている首や肩、こめかみなどの筋肉が炎症を起こしてしまいます。そのため、頭痛や肩凝りの症状が出る場合があります。

顎関節症の原因になる

歯ぎしりをすると下顎が前後左右に動くため、顎関節にも負担がかかってしまいます。負担が続いてしまうことで顎関節症の原因となる場合があります。

歯ぎしりの対処法

歯科医院でおこなう対処法

歯科医院での歯ぎしりの対処法は、主にマウスピース(スプリント)を装着することです。マウスピースを装着している状態で歯ぎしりをしても、歯が削れることなく、歯や歯茎にかかる負担も最小限に抑えることができます。また顎の関節にかかる力も軽くなるため、顎関節症の予防にも繋がります。 その際、専用のマウスピースを装着することで、顎などの筋肉の過緊張が解消されます。それによって、歯ぎしりが原因で起こる頭痛や肩凝りを軽減することもできます。市販でもマウスピースは購入できますが、歯科医院での専用のマウスピースは自分の歯や顎の大きさに合わせて作られるので、噛み合わせなどに影響がなく、さらに健康保険も適用されます。

ご自身の歯に合っていない市販のものは、歯ぎしりによる歯の負担を悪化させてしまう恐れがあるため、歯科医院でのマウスピースを使用するようにしましょう。 また、歯並びや噛み合わせの悪さが原因で歯ぎしりが起きている場合は、精密検査をおこなったうえで、歯列矯正治療などの歯並びや噛み合わせを改善するような治療を並行しておこなうこともあります。

ご自身でおこなう対処法

ご自身がどんな時に歯ぎしりや食いしばりをしているのかを知ることで、止められるようコントロールするリマインダー法(認知行動療法)があります。ご自身の生活習慣を細かく観察することで、歯ぎしりをおこなうタイミングを自覚します。歯ぎしりのタイミングが自覚できるようなったら、目に見える場所にメモなどに「歯ぎしりをしない」などを書いて置いておくことで意識的に歯ぎしりをおこなわないような習慣を作ります。徐々に歯ぎしりをおこなわない習慣に改善させる方法です。 また、他にもストレスが歯ぎしりと関連性が強いということもあるため、ストレスを解消してリラックスして過ごすように心がけることも大切です。

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