噛む力の重要性|大分の矯正歯科は新港イトセ歯科

噛む力の重要性

私たちは普段の食事の際に、食べ物を歯でしっかり噛むことで、味わいながら食事を楽しむことができるのですが、常に噛むことを意識しながら食事をしている方は少ないのではないでしょうか。現代の食生活では硬い物よりも、柔らかくて食べやすい物を好む傾向にあります。そのためしっかりと噛まなくても食べることができるようになったことで、顎の筋肉や骨が十分に成長できないこともあり、現代人の噛む力は昔に比べると弱くなってきているのです。しかし、この噛む力は歯の健康だけでなく、体や心の健康にも重要な役割を担っているのです。

噛む力の重要性

しっかりと食べ物を噛んで味わえる

天然の歯は噛む力が強く、何でも不自由なく食べることができるため、食事を楽しむことができます。しかし虫歯や歯周病、急な事故や怪我で歯を失ってしまった場合、天然の歯は二度と元には戻りません。失った歯の代わりに義歯で失った歯を補填する治療をおこなうことで、歯の機能を取り戻すことができますが、入れ歯などの場合は天然の歯に比べ、約4割程度の力でしか噛むことができないため、硬い食べ物などは食べることができません。そのため食事を楽しむことができなくなるのです。

老化や認知症を防ぐ

噛むことで顎の骨から脳に直接刺激が伝わるため、脳が活性化されます。さらに噛む力が強ければ、筋肉の低下を予防することができるため、高齢者の転倒や寝たきりの防止や、脳の活性化により、認知症を防ぐことにも繋がるのです。しかし噛む力が低下してしまうと、消化器官に負担がかかるだけでなく、十分な栄養も摂取できなくなってしまいます。そのため全身の筋肉が低下してしまうのです。

唾液の分泌を促す

しっかりと噛むことで、唾液の分泌量が増えます。唾液には浄化作用や殺菌作用があるため、食べカスなどを洗い流すだけではなく、口腔内の細菌の繁殖を防ぐ役割もしています。そのため、虫歯や歯周病になりにくくするだけでなく、インフルエンザなどの外部からのウイルスの感染から守ってくれる働きもあるのです。

肥満を防ぐ

噛む力が強いと、硬いものでもしっかりと噛んで食べることができます。しっかりと噛むことで、唾液の分泌を促します。また分泌される唾液中には、消化酵素のアミラーゼが含まれており、よく噛むことでアミラーゼが作用し、食べ物に含まれるデンプンなどを糖に分解してくれます。それによって血糖値が上がるため、脳内の満腹中枢が働き、満腹感を得ることができるので、食べ過ぎを防止することができるのです。

誤嚥性肺炎の予防

日本人の死因の原因の上位に肺炎が挙げられているのですが、これは食べ物が誤って肺に入り込んでしまい、口腔内の細菌が肺に感染してしまうことで起こる誤嚥性肺炎も原因なのです。高齢になると筋力や感覚が低下してしまうため、食道を通って胃に入る食べ物が、誤って気管に入って肺へと吸引されることで、誤嚥性肺炎を引き起こしてしまうことがあります。誤嚥性肺炎も噛む力が関係しています。食べ物を食べる際に、細かく噛み砕くだけではなく、唾液と混ぜ合わせて飲み込みやすい形に加工します(食塊)。しかし噛む力が低下してしまうと、適切な食塊ができないため、うまく飲み込むことができず、気管に入ってしまうのです。

口腔内の清潔が十分に保たれていないことも誤嚥性肺炎の要因の一つでもあります。そのため、よく噛むことは唾液による浄化作用や殺菌作用を高め、口腔内の細菌や汚れを洗い流すので、口腔内を清潔に保つためにも重要なのです。

噛む力とスポーツの関係性

噛む力はスポーツにも深く関係しています。噛む力が強いほど瞬発力や敏捷性に優れているということが、研究の結果で明らかになっています。歯を噛み締めることで、瞬間的に全身の筋力を向上させることができるのです。また噛む力が強いときほど、血の巡りが良くなり脳が活発に動くため、判断力も向上するのです。 同じく、バランス能力も噛む力と関係しています。体の姿勢のバランスが崩れたとき、無意識に姿勢を元に戻そうとして抗重力筋とよばれる筋肉が働きます。この抗重力筋の一つが、噛むときに使う筋肉の咀嚼筋なのです。

普段の生活から良く噛んで、抗重力筋を強くすることがバランス能力の維持や強化に繋がると考えられています。 スポーツの競技力向上のためには口腔ケアが大切です。もしも虫歯や歯周病になっていたり、歯並びや噛み合わせが悪い場合、噛む力が低くなってしまうからです。プロのスポーツ選手は、噛み合わせをとても大切にしています。そのため、虫歯や歯周病の予防、噛み合わせの調整もしっかりとおこなっている方が多いです。近年では、マウスピースを装着して競技をおこなう姿もよく見かけますが、これは歯を外部の衝撃から守るためでもありますが、噛み合わせを良くして、強く噛むことで力を最大限に発揮するためでもあるのです。

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