スピード矯正|大分県別府市の矯正歯科

コルチコトミー(スピード矯正)

コルチコトミーとは

コルチコトミーとは、「歯槽骨皮質骨切除術」という外科処置の一種です。コルチコトミーは、歯を支えている歯槽骨の中で最も硬い部分である「皮質骨」の一部を切除して、歯が動く範囲を拡大したり、歯が動く際の抵抗を軽減することができます。また、骨折した時と同じように、治癒した骨が以前よりも丈夫になるという性質を利用して、一度切除した歯槽骨がより強くなることで、治療後の保定期間の短縮や後戻りを軽減させることができます。さらに歯根の吸収や、歯茎の退縮も軽減することが可能です。

コルチコトミーは、矯正装置の力と人間の自然治癒力によって歯並びを整えるため、矯正治療にかかる期間が従来の矯正治療に比べて、約2/1~4/1に短縮することが可能となり、矯正期間を短縮できる治療法であることから、コルチコトミーは「スピード矯正」とも呼ばれます。 コルチコトミーをより発展させた治療法として、「ヘミオステオトミー・コルチコトミー法」があります。コルチコトミー手術によって切除した皮質骨の下の、「海綿骨」という柔らかい骨に少し切れ目を入れて、矯正装置で歯を動きやすくする方法で、同じくスピード矯正の一つです。

コルチコトミーの手術

コルチコトミーは外科手術が必要になります。手術では、局所麻酔を用いておこなうため痛みはありませんが、親知らずを抜く程度の腫れはあります。手術後は、その日のうちに帰宅することが可能です。

コルチコトミーのメリット

治療期間の短縮

一般的なブラケット矯正治療よりも、治療期間を約6ヶ月〜12ヶ月短縮することができます。また、適応症例によってはインプラント矯正を併用することで、さらに治療期間の短縮が可能になります。

後戻りが軽減する

一度切られた骨は、自然治癒力によって手術前よりも丈夫になることから、矯正治療後の後戻りが軽減します。さらに、歯列の長期間の安定性も確保されます。

非抜歯での矯正治療がおこなえるケースが増える

矯正治療では、歯を移動するためのスペースが足りない場合、抜歯をおこなって歯を移動するスペースを確保することがあるのですが、歯列を並べる骨自体を拡大させることができるため、従来では抜歯が必要だった症例でも、抜歯をせずに矯正治療がおこなえるケースが増えます。

歯根の吸収を抑制できる

歯列矯正治療は、ワイヤーで力を加えて歯を引っ張る際に、歯根の先が溶けて丸くなってしまう「歯根の吸収」が起こってしまいます。しかし、コルチコトミーは無理な力をかけずに効率よく歯を動かすことができるため、歯根の吸収を抑えることが可能です。

コルチコトミーのデメリット

外科手術を伴う

コルチコトミーは、歯槽骨の表層である皮質骨を除去する外科手術を伴います。手術は局所麻酔を用いておこないますが、痛みや出血、腫れのリスクがあります。また、有病者の場合は手術に対する不安や緊張によって、血圧の急上昇や動悸や呼吸困難といったショック状態を起こしてしまう場合もあります。その際には、静脈内鎮静法を用いて手術に対する不安や緊張を取り除きます。静脈内鎮静法は、点滴によって静脈から安定剤を投与する方法で、ほぼ眠っているような状態でリラックスして歯科治療を受けることができるため、安心して手術をおこなうことが可能です。

年齢制限がある

コルチコトミーは、歯槽骨の表層である皮質骨を除去するといった、骨に対する治療法のため、骨の成長途中である子供はコルチコトミーを受けることができません。コルチコトミーは、基本的に骨の成長が終わる成人になってからおこなう治療です。

費用が高額になる

通常の歯列矯正治療の費用に加えて、コルチコトミーの費用がかかるため、治療費が通常よりも高くなってしまいます。

コルチコトミーを受けた後の注意点

コルチコトミーは、外科手術の際に局所麻酔を用いておこないます。そのため、個人差はありますが、麻酔がさめる3〜4時間ほどの間は食事を控えましょう。もしも食事をすると、誤って頬や唇を噛んでしまいケガをすることがあります。また、コルチコトミーの手術が終わった後、止血が確認されてから帰宅になりますが、場合によっては帰宅してから再び出血することもあります。その際、ガーゼなどを硬くま丸めたものを30分間ほど出血している部位に当てることで、ほとんどの出血は止まります。さらに、コルチコトミーを受けた後は、24時間〜48時間をピークに処置をおこなった部位が腫れてきますが、外科的処置を受けた後の自然な身体の反応なので心配はありません。しかし、腫れたところを氷水などで冷やしてしまうと逆に治りが悪くなることもあるため、冷やしすぎには注意しましょう。手術後には、抗生物質と痛み止め等が処方されるので、医師の指示に従って飲むようにして下さい。

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