舌に関する疾患|大分県別府市の矯正歯科

舌に関する疾患

虫歯や歯周病などの病気以外にも、口腔内には様々なトラブルが起こります。その一つが舌に関する疾患です。舌が痛む場合、様々な原因が考えられます。舌の異常は身体の不調のサインともいわれていることから、舌の状態は体の健康にも大きく関わっています。

舌が痛い

虫歯が悪化して歯に穴が開いてしまったり、尖ってしまったり、被せ物が劣化して破れてしまったり、義歯が合わなくなって擦れてしまうなどの場合に、そこに舌が触れ続けることで刺激を受けてしまうため、舌がヒリヒリと痛むことがあります。この場合は舌の粘膜が傷ついたことによって舌が炎症を起こす、口内炎の場合が多いのですが、歯科医院で虫歯や被せ物の治療や、義歯の調整をおこなうことで、原因が取り除かれるため、口内炎は徐々に治ります。しかし、精神的な要素が原因として含まれている場合、歯科心身症ということも考えられます。ストレスや過度の緊張が続くことなどで、無意識のうちに舌を噛んだり、こすったりすることによって引き起こされる症状です。その他にも、口腔乾燥症や、白板症、扁平紅色苔癬、舌癌、痛みの原因が口腔内に無いのに痛みを感じる舌痛症なども考えられます。舌の痛みが長く続く場合は、歯科医院での受診をおこなうようにしましょう。

舌痛の原因となる疾患

虫歯や被せ物、義歯などによる刺激によって引き起こされる以外にも、舌痛の原因となる疾患は様々です。

口腔乾燥症

口腔乾燥症は、唾液の分泌量の減少によって、口腔内が異常な乾燥状態になってしまう症状で、舌や口腔内が痛くなってしまいます。唾液の分泌量の減少も様々な原因があり、抗ヒスタミン薬や降圧薬、向精神薬などの副作用や、唾液腺などの分泌機能が著しく障害されてしまうシェーグレン症候群、口腔癌や咽頭癌などの放射線治療などによっても唾液分泌は少なくなります。また特に女性では、加齢によるホルモンバランスが崩れてしまうことによって、唾液分泌能が低下してしまいます。さらに、唾液の分泌量の減少は、自浄作用や殺菌作用が正常に機能しなくなるため、口腔内が虫歯や歯周病、口腔カンジダ症などに発生しやすい状態になってしまいます。

感染症などによる炎症からの舌痛

舌が傷つき炎症を起こしたり、唾液分泌量の低下による口腔内粘膜の保護作用の低下や、全身の免疫力の低下によって口腔内常在菌に感染することによって引き起こされるのが、口腔感染症です。 主にカンジダ・アルビカンスという真菌によって起こる「カンジダ症」、単純性ヘルペスウイルスの感染により、疱疹性の口内炎ができる「口腔ヘルペス」、直径数ミリくらいの円形の浅い潰瘍である「アフタ性口内炎」などの症状があります。

全身疾患によって起こる舌痛

鉄欠乏性貧血による「プランマービンソン症候群」、胃を切除した後、もしくは悪性貧血によってビタミンB12および、葉酸が欠乏していることによって起こる「メーラー舌炎」、「ハンター舌炎」などがあります。さらに、亜鉛欠乏症や舌動脈硬化、舌下面に静脈瘤が見られる場合、舌癌の浸潤により知覚神経を刺激する場合も、舌痛を引き起こす場合があります。

神経によって起こる舌痛

神経の側を走っている血管が神経を圧迫することにより発症する舌痛として、下顎神経に神経痛が生じる「三叉神経痛」、舌根部に疼くような痛みが生じる「舌咽神経痛」などがあります。

舌痛症

舌に関する疾患で、舌の痛みを感じる症状として舌痛症があります。舌痛症は、舌がヒリヒリとした痛み、またはピリピリした不快な違和感が、1日に2時間以上続き、それが3カ月以上にわたり連日繰り返すもので、舌や歯茎に明らかな炎症や潰瘍などの病変や、その他の疾患がないのにもかかわらず症状が改善されないといった、明らかな原因疾患を認めない病態のことをいいます。 舌痛症の痛みの度合いは個人差もありますが、痛みが強い場合、痛みのために仕事ができなくなるため、日常生活に支障をきたすことも多いです。通常起きてから、就寝するときまで痛みは持続しますが、痛みの強さには波があるため、痛みで眠れないということはありません。

また舌痛症の患者さんは、うつなどの精神的疾患を伴っている場合があり、そのため自律神経の機能がうまく働かず、睡眠障害を起こしてしまうこともあります。舌痛症の痛みは、心理社会的なストレスと密接な関係があることがわかっており、仕事や家庭での不安やストレス、過度の緊張が続くことなどが痛みを悪化させることもあるのです。

舌痛症の治療法

現在、舌痛症の治療には主に抗うつ薬が使用されています。うつなどの精神面への効果のためではなく、慢性的な痛みに対する効果があるからなのです。抗うつ薬は、腰痛などの慢性的な痛みや、片頭痛の予防薬としても世界中で広く使われており、舌痛症が神経痛の一種であり、脳の機能のバランスが崩れているためことから起こるため、抗うつ薬は効果的なのです。 服用を開始して1カ月くらいで、約7割の方に痛みの改善が見られます。さらに、その後も3~6カ月程度は、再度痛みや不快感のないよう服用を続け、症状が落ち着けば徐々に減量してやめていくことができます。治療期間は少なくても半年間は必要で、1年程度は通院が必要です。また治療に入る際に、カウンセリングをおこない、医師から時間をかけて病気の原因について説明を受けると共に、患者さんからもお話を聞くことも重要です。

まとめ

舌に限らず、口腔内の痛みが持続するような場合は、口腔癌、下顎骨骨髄炎、顎関節症など様々な疾患の可能性があります。そのため、舌や口腔内の痛みの症状が続くようでしたら、歯科医院にご相談頂くか、口腔外科の受診をお勧めいたします。

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